Cryptoassets Governance Task Force Charter
Overview / Abst
暗号資産・仮想通貨 (Cryptoassets / Virtual Currency) の認知が急速に拡大している一方、大規模なセキュリティインシデントが発生するなど、利用者保護が喫緊の課題とされている。 仮想通貨交換業関係者に留まらずセキュリティ専門家を含む多様な立場から、情報セキュリティのための知見の集約を通じて、基準等の策定に資する技術情報を提供することにより、仮想通貨交換業のセキュリティの底上げを図り、 利用者保護に寄与する。
Structure
本タスクフォースの意思決定は、Board of Trustees(BoT)の合議による。 個別テーマについては、Working Groupを設置する。 Working GroupはTFメンバーがCharterとChair候補を提案し、BoTが承認する。 最終成果物は全てタスクフォース文書として公開する。
Board of Trustees members (Aiueo-order)
- 岩下直行 教授 (京都大学) (任期: 2018年1月-2020年12月)
- 上原哲太郎 教授 (立命館大学) (任期: 2018年1月-2020年12月)
- 松尾真一郎 教授 (ジョージタウン大学) (任期: 2018年1月-2020年12月)
General Policy
- Neutrality / 中立性 仮想通貨交換事業者にとどまらず、学術・セキュリティ専門家など、多面的な視点から本問題について取り組む
- Transparency / 透明性 本TFで策定する文書、議事録などを広く一般に提供することにより、透明性が担保されたTF運営を目指す
- Effectivity / 実効性 本TFの成果について、標準化機関等での国内外の専門家による知見の反映を通じ、実務に資するドキュメントの作成を目指す。
Scope
- 仮想通貨に関する中立的組織として安全対策に資する情報の提供
Out of Scope (重要)
- 制度および自主規制の施行に関わる事項
Goals Phase, and Milestones
当面は2018年7月までに下記文書を作成する。
- 仮想通貨交換業者の安全対策における基本的な考え方(仮)(2018年7月)
- IETFへのInternet Draftのsubmission
- ISO TC307へのTechnical Reportのsubmission