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第7回議事録
概要
- 2018/3/22 8:00-9:30
- 参加者:楠、萩生、肥後、佐藤、島岡、須賀、小宮山、岩下、樋田、鈴木、林、松尾、落合
agenda
- Agenda Bashing, Note Taker
- 過去議事録の確認・承認
- Status update
- Security WG Item
- BCP文書のスコープについて
- TF Future plans
- AOB / Housekeeping
- Tasks and To-Dos
議事サマリ
agenda1. Agenda Bashing, Note Taker
agenda2. 過去議事録の確認・承認
agenda3. status update
- TF進捗:なし
- WG進捗:本日agenda4にて話す
- リエゾン、関連団体:
- 火曜の東大でのシンポジウム。FISCの人がいた。いずれやらなきゃという課題認識は持たれていた。が、今は動けない。金融庁からもアプローチはあるが。
- FISC理事長と理事に話をしている。理事長は、ぜひ参加したいと言ってた。いずれ依頼されることは認識しているが、自分たちはクラウドベースまでしか議論が進められてない。セキュリティまでカバレッジに入れられない、がいずれやらなくちゃいけない。と思っている。
agenda4. WG item
- 提案
- 議論
- 取引所の定義(ターミノロジー)について
- どこかに定義があると良い。法的には、仮想通貨交換業者しかない。その中には、資産を預かるタイプ、預からないタイプがあると理解している。
- 資産を預からないタイプとして、取次の類型がある。が、法に基づけば交換事業者
- ターミノロジーが整理されていないことが原因
- 自社では、販売所 marketplace、交換所 exchange
- 販売しているか、板があるか、ではなく、顧客資産を大きな財布に入れて預かっているかどうかではないか。日本の法律は、未分化だが、いずれは仮想通貨銀行みたいな概念を入れないと規制しきれない。法がゆくゆくは変わる必要があるのではないかと思っている。
- 日本の法律上は、交換業者は、法定通貨と仮想通貨を何らかの形で交換することを言っている。それ以上でも以下でもない。
- 業態、その類型の整理
- 業界自体は未分化。複数業態をやっている事業者はある。どのみち業務を切り出して整理する必要はある。法のカバーしている領域としていない領域がある。
- 重要な点ではあるが、それがないとセキュリティの話を進められないわけではない。パラで検討を継続したい。
- 例えば、証券の整理は、東証がまとめていたりするものはある。作って、レビューしてもらう。すでに取引所のモデル図とか作ってもらっているので、あまり大きく逸脱しないようにしたい。
- 社会的リスクとシステム的リスクの分解
- 例えばマネロンそのものは、取引所の外で起こることだとすると、対処できないことはたくさんあるが、AMLの機能は、システムの側に入れていかないといけない。
- Fiatでも発生しうるマネロンはさっきの左の象限にあったが、zcashやmoneroなどは一度流通してしまうと追えないと言う特性を持っている。こういうものをそもそも扱っていいのか、というのが社会リスクかと思っていた。それとは別に、顧客のAMLをやれ、というのについては、やるべきこと。
- 我々が今回文章にしていくのは第4象限が中心で、第3にすこしまたがる。そう言う形で良いか。
- アベイラビリティ(FISCの安全対策基準に対比しての要求レベル)
- 仮想通貨は(既存金融に比して)そこまで重要ではない。FISCの安全対策基準を入れるのもいいが、より厳しくする部分と、緩めて良い部分がある。
- fiatを真似て商品の決済にも使うようになっている。でも、信用創造をしない点で、システミックリスクはない。どこが銀行や証券ほどのリスクがないのか、という点を、ちゃんと詰められたら。
- 証券会社とFISCの関係はどうなっているか?
- 今は、証券会社が破綻しても、周辺の顧客も、取引業者も保護されるので、そこまで厳しいシステム要件はいらないだろう、と考えられている
- 具体的に、証券、金商業者、はFISC基準?他に安全対策基準はある?
- 証券会社も生命保険会社も、FISC会員。FISC基準は充足する。が、検査の厳しさ(評価の仕方、基準)が違う。
- FISCの中で、どこをちゃんと遵守して、どこを優先度落として対応すれば良いか、ボーダーラインをどこにするか
- システム上の対応が必要になる部分を抽出する。社会的リスクについても、洗い出せるものを洗い出して、その中のいくつかにシステム的な対処をする、という形になるかと思う。方法が確立しているものから列挙する、というのはどうか
- FISCの中で、従来の金融と違い、厳しい、同等、落として良い、部分があるはずだ、というところは書いておいて、それをどうするかはもう少し精査をしないといけないというルールで良いか。
- どういうobjectiveに対してどういうコントロールがある。そして、このコントロールは必須というのが、一部ある。objectiveとしては出しておいて、恐らく必須にできるものは絞られてくる。
- objectiveの時点で、重点かどうか分けるのが良いのでは。
- 3P目の図が非常によくて、FISCに期待しているのは第1,2象限の部分で、我々が今回文章にしていくのは第4象限が中心で、第3にすこしまたがる。そう言う形で良いか。
- FISCのマッピングはまだ早いと思っている。あんまりマッピングを意識しすぎると100項目見ないといけなくなるのでしんどい。
agenda5. TF future plan
- 議論
- スケジュール
- 認定自主規制団体で、実質的な議論に入れるタイミングはまだ分からない。また、我々も文書をIETFへのサブミットすることについて道半ば。5月末か6月くらいまでは継続の必要があるように感じるがいかがか。
- 5月まで延長する、その後組織をしっかりするのか決めましょう、とかでも決まっていればやりやすい
- 会議体の永続化、移管先
- きちっとしたところに運営含めて引き継いでもらいたいというのはあるものの、認定自主規制団体が良いのかFISCが良いのか、他のやり方があるのかは、まだ現時点では明らかではない。
- 仮想通貨交換業者は、FISC会員じゃないので、FISCにやってもらう、は難しい。金融庁がやれと言ったならやる可能性はあるが。あるべき姿としては、FISC会員になるのが良い。
- FISCとFintech協会の関係だが、団体として会員になっている。個社で加盟しなくても業界団体で加盟しても協力してくれるケースはある
- 継続的に手を動かせる受益者負担の形を作っていけるか、が大事。6月までは延長。以降は引き続き検討。
次回までのタスク
- WGの話を進める
- 証券を含めた業務を定義して、業界の類型を作っていく
- 議論に入ってくれる専門家がいるかがいるかも含めて準備する